NBC、在カンボジア国連、そして幅広い関係者は、すべてのカンボジア国民にとって公正で包摂的かつ強靭な金融エコシステムを構築するという共通の決意を改めて示した。
この合意は、NBCと国連カンボジアが共催した「第3回NBC–国連ハイレベル・マルチステークホルダー会合(マイクロファイナンス分野)」において確認されたもので、9月24日に在カンボジア国連が発表した共同声明で明らかにされた。
この会合には、サイ・サマル副首相兼国土整備・都市計画・建設相が出席し、政府がインクルーシブな金融発展に取り組む姿勢を示した。
会合には、政府機関、規制当局、業界団体、銀行・金融機関、投資家、市民社会団体、NGO、開発パートナー、国連機関、国際金融機関など多様な関係者が参加。参加者は率直かつ深みのある議論を評価し、今後も持続的な協力の重要性を確認した。
今回の第3回ハイレベル討議では、2024年7月の初会合および2025年1月の第2回会合で承認された「22の優先行動」の実施状況を検証。これまでに10の行動が完了し、残る12の行動が「規制・監督」「借り手保護」「データ」「非公式融資と地方当局」「保険・代替金融」の5分野で進行中であることが報告された。
関係者は、多重債務問題への対応、責任ある融資の徹底、違法行為の取り締まりが依然として緊急課題であると強調。脆弱な世帯を守り、持続可能で包摂的な発展を進めるためには、協力、透明性、地域レベルでの関与が不可欠であるとした。
次回の会合は2025年12月に予定されており、すべてのカンボジア国民のための公正で包摂的かつ強靭な金融エコシステム構築に向けた共通の決意が改めて確認された。