カンボジア商業省の水曜日の公式報告によると、2025年1月から8月までの8か月間におけるカンボジアとASEAN加盟国との貿易総額は109億6,000万ドルに達し、前年同期比で4.5%増加した。
この期間、カンボジアのASEAN向け輸出額は39億8,000万ドルで、前年同期比16%増加した一方、輸入総額は69億8,000万ドルで1.16%減少したと報告されている。
2025年最初の8か月におけるカンボジアのASEANとの貿易額は、同国の総貿易額428億ドルの25.62%を占めた。
ASEAN域内でのカンボジアの主要貿易相手国は、ベトナム、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシアの5か国だと報告書は付け加えている。
カンボジア商工会議所副会頭のリム・ヘン氏は、ASEAN、RCEP、そして二国間FTAといった自由貿易協定の戦略的な実施が、カンボジアのASEANへの輸出増加を後押ししていると述べた。
クメール・タイムズとのインタビューで同氏は、「これらの協定は新しい市場へのアクセスを提供し、貿易上の優遇措置によって投資を呼び込み、カンボジア企業の経済成長を促進します」と語った。
商業省によると、同国がASEANに輸出している主な製品は、衣料品、靴、旅行用品、バッグ、太陽光パネル、自動車用タイヤ、電子機器、そして米、カシューナッツ、生ゴム、キャッサバ、ドリアン、バナナといった農産物である。
さらに商業省は、FTAポータルの開発を進めており、企業が各種貿易協定の恩恵を最大限に活用できるよう支援している。
このFTAポータルは、オンラインで包括的な情報やリソースを提供し、カンボジアの拡大する貿易パートナーシップを企業がより円滑に活用できるようにすることを目的としている、と同省は述べている。