遠隔地の子どもたちに読書を届けるキャンペーン

ワールド・ビジョン・カンボジアは、クラティ州、プレアビヒア州、バンテアイメアンチェイ州の遠隔地に住む子どもたちの識字率を高め、読書文化を育成することを目的とした、第3回「Rもっと大きな声で読む」キャンペーンを開始した。
教育・青少年・スポーツ省が主導する「全国読書の日」記念行事の一環として、1万冊の本を集めて配布し、指定された州内の遠隔地に216の図書館と読書キャンプを設立することを目標に、読書プログラムの公式発表会が土曜日にファクトリー・プノンペンで開催された。

ワールド・ビジョン・カンボジアのカントリー・ディレクターであるジャネス・イマニュエル・ギンティン氏は、子どもたちの読書習慣を促進するキャンペーンの意義を強調した。

ワールド・ビジョンは、子どもたちが学校の授業時間外に余分な本を読むことができる読書キャンプを立ち上げたという。

現在、ワールド・ビジョンは約500から600の読書キャンプを運営しており、毎週末に5,000から7,000人の子供たちを集めている。

同NGOは、10州で970の読書キャンプを実施し、3万人以上の子どもたちが恩恵を受けていると主張している。さらに、4万人以上の親や保護者が、子どもたちの読書や学習活動を支援するために、家庭で学習しやすい環境を作るための訓練を受けている。

教育・青少年・スポーツ省初等教育局のカン・プシー副局長は、ワールド・ビジョンの図書収集の取り組みへの支持を表明する一方で、子どもたちが3年生の終わりまでに基本的な読解力を身につけることができるよう、読解力の重要な役割を強調した。

プティ氏は、子どもたちが「読むための学習」から「学ぶための読書」へと移行することの重要性を強調し、小学6年生には、しっかりとした読書の基礎を確立するために、少なくとも1分間に600語を読むことが求められると述べた。
プティ氏は、恵まれない子供たちや家庭を支援するため、学習用品の寄付を集める同省の努力を強調し、必要不可欠な学用品を入手することは教育の公平性にとって不可欠であるとの考えを示した。

これは困っている人たちを助けるためです。「本、ペン、鉛筆、消しゴム、衣服などの学用品は、恵まれない生徒たちに寄付することができるからです」。