アプサラ国立機構(ANA)は、カンボジア・ワイルドライフ・ケア(CWC)と協力し、「アンコール遺跡における森林・野生生物の保全――私たち全員の共通の責任」をテーマとしたワークショップを開催した。
このワークショップには、治安維持担当者、観光担当者、寺院遺跡の保全チーム、水資源・森林管理チーム、アンコール遺産保護警察部隊の職員など、計60人が参加した。
ワークショップの開会にあたり、公共秩序局のシン・ピセイ局長は、参加者全員にとって今回の研修が重要であることを強調した。
同氏は、寺院遺跡だけでなく、森林や野生生物もアンコール遺跡を構成するかけがえのない資産であり、適切な保護と管理が必要であると指摘した。
今回のワークショップは、アンコール遺跡全域で業務に従事する職員の意識を高め、森林や野生生物の保全に関する理解を深めることを目的としている。
ピセイ氏はまた、森林や野生生物に関する課題について幅広い知識を身につけるため、参加者に対し、研修中に積極的に意見を述べたり、質問したりするよう呼びかけた。
今回のワークショップでは、意見交換や経験の共有を通じて、実践的な解決策を見いだし、管理の有効性を高めるとともに、将来の世代のためにアンコールの森林と野生生物を保全する新たな戦略を策定することを目指している。
同氏は、今回のワークショップで得られた知識を活かすことで、参加者がアンコール遺跡の森林や野生生物の保護・保全において、より大きな役割を果たすことができると確信を示した。
特に、脅威が増している野生生物の種や生息地の保護・保全において、参加者がより積極的に貢献することを期待していると述べた。
ワークショップは月曜日から公共秩序局で開催され、カンボジアのヘビとヘビ咬傷の治療、森林保全の技術と森林パトロール、アンコール遺跡の森林問題と保全対策、野生動物の放獣プロジェクト、森林・野生動物の保護の5つの主要テーマについて研修が行われた。
プログラムの一環として、参加者はアンコール公園での現地視察にも参加し、森林の現状を確認するとともに、現在進められている野生動物の放獣や保全活動について学んだ。