日本の投資家、カンボジアでの相手先ブランドによる生産投資に注目

日本商工会議所の代表団は、カンボジアにおける繊維分野の相手先ブランドによる生産投資の拡大に関心を示している。

日本商工会議所傘下の日本・メコンビジネス協力委員会の鈴木義久委員長は、昨日プノンペンの平和宮殿で行われたフン・マネ首相との会談でこの提案を行った。

メコン日本ビジネス協力委員会は、日本商工会議所の国際部門で、メコン地域の投資・ビジネス環境に関する調査・研究による情報収集を担っている。

今回の訪問の目的は、カンボジアへの投資の機会を探ることであり、特に繊維分野ではカンボジア製素材の相手先ブランドによる生産を行うことであった。

相手先ブランドによる生産とは一般的に、他のメーカーが販売する可能性のある部品や機器を生産する企業として認識されている。

また、繊維、ガス供給、農業分野におけるカンボジアの既存の投資活動についても説明した。

カンボジア首相はスズキ社の目的を称賛し、カンボジア日本商工会議所の事業活動を高く評価した。

首相は、「代表団の訪問は、カンボジアにおける日本の投資の可能性と拡大をさらに高めるだろう」と述べ、カンボジアを主要な投資先と地域のハブにするため、政府は常に日本の投資家と調整する用意があると述べた。
首相はさらに、カンボジアは投資法と自由貿易協定によって可能となった投資に有利な環境づくりによって、経済の回復と回復力を達成したと指摘した。

カンボジア開発評議会によると、日本はカンボジアの自動車部品・機器、農業、食品加工、ホテル、観光、病院、スーパーマーケットに投資している。

カンボジア開発評議会は1994年以来、昨年1月までに210の日本投資プロジェクト(31億ドル相当)を承認している。

日本はカンボジアにとって、中国、アメリカ、ベトナム、タイに次ぐ5番目の貿易相手国である。

2023年のカンボジアと日本の貿易総額は17.9億ドルで、前年比7.2%減少した。
カンボジア税関総局の報告によると、カンボジアの日本への輸出額は11.7億ドルで、前年比0.1%増加したが、日本のカンボジアへの輸入額は6.23億ドルで、18.5%減少した。