米国は土曜日、今年11月から来年4月までの5か月間にわたり、カンボジアの地雷除去活動を支援するため、60万ドル規模の「助成協力協定」に署名した。
この資金はノルウェー人民援助(NPA)を通じてカンボジア地雷対策センター(CMAC)に提供される。
協定署名は同日、コンポンチュナン州にあるCMAC地雷対策技術学院を訪問した米国議会代表団の訪問中に行われた。
CMACのヘン・ラタナ事務局長は、アダム・スミス米下院議員を団長とする米国代表団を歓迎した。代表団にはクリッシー・フーラハン議員、マイケル・バウムガートナー議員のほか、在カンボジア米国大使館のブリジット・ウォーカー臨時代理大使、そしてNPAカンボジア代表のハンス・ピーター・リッサー氏も同行した。
今回の訪問は、在カンボジア米国大使館がNPAと協力して実施したもので、特に米国の資金協力プログラムの下で進められているCMACの地雷・不発弾除去活動について理解を深めることを目的としている。
ラタナ氏は、戦争の悲惨な遺産である地雷を根絶するため、継続的に支援している米国政府に謝意を表した。また、今回の訪問と協定署名は、米国がカンボジアの地雷除去分野に対して支援を持続する強い決意を示すものだと述べた。
さらにラタナ氏は、地雷や不発弾除去におけるCMACの成果や、最近タイとの国境付近で発見されたタイ軍による爆発物について説明した。
一方、ウォーカー臨時代理大使は、カンボジアの地雷除去活動に対し新たに67万5,000ドルの追加支援を発表した。米国はカンボジアにとって最大の地雷除去支援国であり、1993年以来、総額2億2,000万ドル以上を拠出。今年だけでも1,200万ドルを提供し、カンボジアの人々が安全に暮らし、平和の中で繁栄できるよう支援している。