日本、カンボジアへの援助継続を約束

カンボジアのヘン・スール労働・職業訓練大臣は月曜日、スイスのジュネーブで日本の宮崎正久労働・福祉大臣と会談し、労働分野における二国間のさらなる強化策について話し合った。

両国は、包括的なパートナー国としての役割の下、隣国同士の新たな外交関係に従って、労働と社会保障に関する二国間関係をより強固なものにしていくことを約束した。

カンボジアと日本は昨年、国交樹立70周年を盛大に祝った。

両首脳はまた、両国の関係を全面的な戦略的パートナーシップに引き上げることに賛成する発言をした。これは、両国とその国民の強さと親密さから生まれたものである。

両首脳はまた、労働における協力についても詳細に言及した。この協力は、雇用機会、技術移転、技術的専門知識という形で、両国の経済的・社会的発展を後押しするものである。

サワー副首相は、日本が、電子機器、機械、自動車の分野における知識や専門技術を伝えるために、有能な専門家を派遣することによって、カンボジアへの援助を継続する用意があることに感謝の意を表した。日本はカンボジアに更なる援助を提供し続けることを明らかにした。

カンボジアの道路、港湾、鉄道などの交通インフラはまだ発展途上であると、カンボジア国立銀行JICA専門家の相羽大樹氏は述べた。これは輸送コストの上昇を招き、貿易の非効率をもたらす可能性がある。

カンボジア経済は縫製産業に大きく依存している。経済活動を多様化することは、脆弱性を減らし、貿易の回復力を高めるために極めて重要である。さらに、技能や労働基準に関する課題もある。
カンボジアでは、日本の産業、特に技術集約的な部門の需要に応えるため、より熟練した労働力が必要とされている。さらに、労働基準や慣行の違いは、事業運営を一致させる上で課題となりうる。従って、グローバル・スタンダードを満たす労働環境の改善が必要である。

日本とカンボジアの貿易協力の可能性のひとつは、農産物に付加価値をつけ、輸出を強化するための農産物加工産業の開発である。

カンボジアはより多くの農産物を輸出できる可能性を秘めているが、その加工能力は限られている。したがって、日本とカンボジアの貿易を強化するために、農産物加工産業への技能移転と投資の機会がある。