カンボジア‐日本間の新路線開設で観光・貿易関係を促進

カンボジアのナショナルフラッグキャリアである エア・カンボジア は、カンボジアのテコ国際空港(KTI)と日本の成田国際空港(NRT)を結ぶ新しいフライト路線を、中国福建省の空港を経由して開設すると発表した。

エア・カンボジア代表のケビン・リー氏は、10月1日(火)に東京で行われた、カンボジア駐日大使トゥイ・リ氏およびAVIAREPSジャパン代表スティーブン・コックス氏との会合の場で、この情報を共有した。

リー氏によれば、この新しいフライトサービスは 10月26日から運航を開始し、**週3便(水曜・金曜・日曜)**のスケジュールで運航される。

トゥイ・リ大使は、エア・カンボジアの運営の進展を称賛するとともに、この新路線開設のニュースを在日カンボジア人コミュニティや日本の友人たちに広め、両国国民および外国人旅行者に利用を呼びかけることを支援すると述べた。
「10月にプノンペンから東京への直行便が開始されることは、両国の観光と貿易関係の促進に貢献するでしょう」と同大使は語った。
また、同航空会社に対し、日本側とさらに交渉を進め、両国間の直行便数を増やすよう要請した。

カンボジア民間航空局(SSCA)の報道官を務めるシン・チャンセレイ・ウンタ国務長官もこの動きを確認し、10月下旬に東京からの初便が到着する際には、テコ国際空港で歓迎セレモニーを行う予定であると述べた。
「カンボジアの航空業界が路線網を拡大し、より多くの目的地へ就航することは大変良い動きです」とウンタ氏はクメール・タイムズに語った。
さらに同氏は、「成田国際空港への直行便に加え、近い将来、プノンペンから日本の大阪への直行便も計画しています」と付け加えた。

SSCAの最新報告によると、2025年1月から7月までにカンボジアを訪れた航空旅客数は 408万人に達し、前年同期比で 16%増加したという。