農村開発省、2025年の成果を総括 2026年の重点課題を設定

農村開発省は木曜日、2025年の業績を総括し、2026年の主要な優先課題を示すための2日間にわたる会合を終了した。会合では、農村インフラ整備、安全な水へのアクセス、生計向上、制度的ガバナンスなどが重点的に議論された。

閉会式は同省本部で行われ、チャイ・リティセン農村開発相が主宰した。式典には、事務次官を含む同省の幹部職員が出席し、同省顧問や全国25の首都・州の農村開発局関係者はオンラインで参加した。

事務次官のチム・サオキー氏は、対面参加者568人を集めた今回の総括会合について概要報告を行った。会合では、同省の五つの重点プログラムに基づく発表が行われた。具体的には、「道路があれば生計が向上する」「すべての人に安全な水と衛生を」「モデル村と環境に配慮した開発」「世帯所得向上のための農村経済の多角化」「制度の質を高めるガバナンス強化」である。

参加者は活発な意見交換を行い、2026年に向けたより効果的な業務方針の策定に向けた提言を示した。総括では、同省が2025年に前向きな成果を上げ、計画枠組みに沿って王立政府の五角形戦略フェーズ1の実施に貢献したと結論づけられた。

会合で演説したチャイ・リティセン大臣は、関係省庁、地方行政機関、開発パートナー、国内外の機関と緊密に連携してきた各級の指導部および公務員の取り組みを高く評価した。これらの協力が、フン・マネット首相の指導の下で進められる政府の開発政策を支え、2050年までに高所得国入りを目指すカンボジアの長期目標に寄与していると述べた。

また大臣は、2026年の農村開発を導くための複数の重要提言を示し、農村部における環境に配慮した、公平で持続可能な経済・社会発展の重要性を強調した。

閉会式では、国家発展への顕著な功績をたたえ、70人の指導者および職員に国家勲章が授与された。