カンボジア公共事業・運輸省(MPWT)は、プノンペン–バベット高速道路やバサック川橋梁など、主要インフラプロジェクトの加速を目的としたリーダーシップ再編の一環として、16名の部門長および幹部を任命した。
この任命は、12月23日にプノンペンで行われた会議で発表され、MPWTのペン・ポネア大臣が議長を務め、コイ・ソダニー常務次官および上級職員や技術専門家が参加した。
MPWTの発表によると、会議では全国規模の戦略的公共事業プロジェクトの調整、監督、実施体制の改善に焦点が当てられた。
ポネア大臣は会議で、一般部門および省傘下の部門に任命された新任幹部を祝福し、省の戦略的ビジョンを実現するため、強いリーダーシップとチームワークを発揮するよう求めた。
大臣は、効果的な管理と適時の実行が、インフラプロジェクトから具体的な経済的利益を生み出す上で不可欠であると強調した。
会議では、プノンペン–バベット高速道路の進捗状況が議論され、この国際的な旗艦プロジェクトは、カンボジアと隣国ベトナム間の貿易流通、物流効率、投資の大幅な向上が期待されている。
また、バサック川に架かるチャック・アンレ・クロム–プレック・プラ橋の建設状況も確認され、プノンペン市内の渋滞緩和や都市部と周辺地域のアクセス改善が見込まれている。
参加者はさらに、テチョー・セン公共事業・運輸研究所の開発やタクマオ市の廃水処理システムの整備についても議論し、人材育成、都市インフラの改善、持続可能な経済発展の支援を目指した。
カンボジア領土内でのタイ軍による侵攻に伴う危機について、ポネア大臣は、前線の兵士や避難民への人道支援のために資金、物資、食料を提供した公務員や慈善家への感謝の意を表した。
さらに、道路や橋梁の損傷箇所の修復の重要性を強調し、輸送サービスの継続性を確保することで、サプライチェーン、経済活動、公共の移動を支えると述べた。
大臣は、全ての上級職員および部門に対して勤勉に取り組むことを指示し、国家公共事業の優先事項を確実に実施するための規律と責任を強調した。
ポネア大臣は、インフラ開発の推進と経済安定の維持に対するMPWTの取り組みを再確認し、国が直面する圧力や課題の中で持続的な進展が不可欠であると述べた。