2025年最初の11カ月、カンボジアへの外国人観光客数が13.8%減少

カンボジア観光省が木曜日に発表した報告書によると、2025年1月から11月までの外国人観光客数は517万人となり、前年同期比で13.8%減少した。

同期間における国別入国者数では、ベトナムが最多となり、中国、タイがこれに続いた。報告書によれば、ベトナムからの観光客は111万人で前年同期比7.3%減、タイからは101万人で47%の大幅減となった。

一方、中国からの観光客は大きく増加し、110万人に達し、前年同期比で43.5%増となった。

プノンペンにあるカンボジア工科科学大学・中国ASEAN研究センターの副所長、トン・メンダビッド氏は、外国人観光客数の全体的な減少について、地域経済の減速や近隣国との観光競争の激化が影響していると指摘した。

同氏は新華社に対し、「航空路線の接続性や観光地の多様化といった面で、依然として課題が残っていることを示している」と述べた。

観光業は、縫製・履物・旅行用品の輸出、農業、建設・不動産と並び、カンボジア経済を支える四つの主要産業の一つである。