政府、ラタナキリ新空港計画を承認

王室政府は昨日、ラタナキリ州ルンパット郡の約2,000㌶の土地を新空港開発用地として指定する方針を原則承認した。

水曜日に公表された内閣事務局の経済財務大臣および民間航空担当国務長官宛て指令によると、政府が主要インフラ事業で採用を拡大している官民連携(PPP)方式で進められる本プロジェクトは、チェイ・オドムコミューン・トメイ村内の1,905㌶に建設される。

ラタナキリ州当局と関係者は9月2日、ビデオ会議によるオンライン会合を開催し、ラタナキリ空港プロジェクトの進捗状況と開発メカニズムについて協議した。

会議は民間航空事務局次官のテック・サリ氏が議長を務め、州内の関連部門・機関の当局者や代表者が参加した。

会議でラタナキリ州政府関係者は、地域経済発展に向けた新たなインフラ整備に強い期待を表明した。

「州内のあらゆる民族の住民は、本プロジェクトが早期に具体化し、投資誘致や観光振興、住民への雇用創出、タクシー運転手・バイクタクシー運転手・三輪タクシー運転手などの非公式事業機会の提供につながることを望んでいる」と、会議後に発表された声明で述べた。

これは戦略的開発計画のための用地指定におけるプロジェクトの第一歩である。SSCAによれば、空港建設の可否は州経済の潜在力に依存する。

カンボジアは国家インフラ基本計画の一環として新たな国内空港を開発中であり、詳細は2024年に公共事業運輸省が発表した報告書に記載されている。

重要な国内プロジェクトの一つが計画中のモンドルキリ空港で、同国北東部における新たな経済・観光ハブとしての潜在性を考慮し優先的に進められる。

現在、カンボジアには3つの国際空港と、ココン州にある1つの国内空港がある。

国家民間航空事務局(SSCA)の報告書によると、2025年1月から7月までの7か月間で、カンボジアを訪れた航空旅客数は前年比16%増の408万人を記録した。