チャン・ニムル商務大臣は、ミラース・エナジー・ソリューションズ社およびそのパートナー企業に対し、カシューナッツをはじめとするカンボジア産品、特に地理的表示(GI)製品の加工・日本市場向け輸出を継続するよう奨励した。
同大臣は9月3日、日本・関西の大阪にて、ミラース・エナジー・ソリューションズ社の谷口健太郎代表取締役社長をはじめ、ミラース・ホールディングス社代表団、伊藤忠商事株式会社関係者らとの表敬訪問を受けた席上で、この発言を行った。
この席でチャム・ニムル大臣は、ミラース・ホールディングス株式会社及び全てのパートナー企業が、加工能力の強化と国際基準を満たす高品質なカンボジア産カシューナッツの日本市場及びその他の対象市場への輸出拡大に向け、緊密な協力とたゆまぬ努力を続けていることを高く評価し、深く謝意を表明した。
また、カシューナッツ以外の加工能力拡大、特にカンボジアの地理的表示(GI)製品の加工拡大を同社に奨励し支援した。
さらにチャン・ニムル大臣は、2025年7月5日に開催された「2025年大阪・関西万博」カンボジア国家デーにおいて、商務省とミラース・ホールディングス社との間で締結された意向書(LOI)、ならびにミラース・ホールディングス社と5社のパートナー企業との間で締結されたカンボジア産カシューナッツの日本への輸入・流通促進に関する覚書(MoU)の調印を祝賀した。
これに対し、ミラース・エナジー・ソリューションズ社の谷口健太郎代表取締役社長は、チャム・ニムル大臣が表敬訪問を受け入れ、同社と代表団が進捗状況を報告する機会を提供してくれたことに心からの感謝を表明した。
さらに、同社が同省輸出促進タスクフォースと緊密に連携していること、カンボジア産カシューナッツが現在、日本国内に16,320店舗を展開するファミリーマートの店頭に並んでいることを強調した。
また、カンポントム州におけるカシューナッツ生産チェーンの拡大計画や、伊藤忠商事の中核事業であるファミリーマートとの連携強化を通じ、カンボジア産カシューナッツをはじめとする農産物の日本市場へのさらなる輸入可能性を探求していく方針を示した。