ASEAN 人権に関する政府間委員会(AICHR)は、ラオス人民民主共和国代表で AICHA 2024 議長である ヨン・チャンタランシー 氏を議長とする第 38 回会議を、2024 年 2 月 20~23 日にラオス人民民主共和国のビエンチャンで開催した。
会議の結果に関するプレスリリースによると、AICHR-カンボジア作業部会は、カンボジア人権委員会(CCHR)のセアン・チェンダ委員、上級代表、CCHR議長、AICHRカンボジア代表のケオ・レミー上級大臣が主導している。
歓迎の挨拶の中で、議長は、「ASEAN連結性と強靭性の強化」をテーマに、ASEAN共同体ビジョン2025の実施における成果を検証し、ラオス人民民主共和国が主導するASEANの将来の方向性を定めることの重要性に言及した。
同代表は、ASEAN共同体を強化するとともに、人権の促進と保護に向けた共同の努力を呼びかけた。
AICHR の代表/副代表は、AICHR ラオスが AICHR 2024 の会長に就任したことを祝賀し、新しい法律や規制、人権状況を改善する意味での様々なアイデアへの取り組みなど、この地域における人権の新たな進展について最新情報を報告した。
会議では、人身売買、環境と気候変動、障害者の権利、子どもの権利、持続可能な開発目標の文脈における人権と貧困削減、さらにはフェイクニュースといった主要分野に焦点を当て、2023年と2024年のAICHR優先プログラム/活動の実施について議論した。
さらに会議では、AICHRの5カ年計画(2021~2025年)の中間レビュー、AICHRの資金およびAICHRに提供される外部資金の管理強化策、AICHRの5カ年計画(2026~2030年)の作成、ASEAN共同体ポスト2025ハイレベル作業部会が主導するASEAN共同体ビジョン2045戦略計画の策定に対するAICHRの意見提供の可能性についても話し合われた。
会議期間中、AICHRはまた、ASEAN環境権作業部会との第3回会合を開催し、「環境権に関するASEAN地域枠組み」の草案作成の進捗状況について話し合った。同時にAICHRは、この分野の枠組みを準備する上で、チームにいくつかのガイダンスも提供した。
最後に、第38回会議を成功裏に開催し、素晴らしい結果をもたらしたAICHR-LaoとASEAN事務局に対し、感謝の意を表した。