米フォーブス誌、「混雑を避けて楽しめる美食の国」としてカンボジアを推薦

米有力経済誌フォーブスは、東南アジアでも「過小評価されている旅行先」としてカンボジアを取り上げ、独自の食文化と豊かな味わいを楽しめる国だとして、食に関心の高い読者に訪問を呼びかけた。

同誌の記者ビッキー・スミス氏は最近カンボジアを訪問し、「バナナの葉で蒸したココナツ香る魚のアモックから、カンポット・ペッパーで味付けした牛肉ロックラック、さらに活気ある屋台文化まで、食欲をそそる料理が数多くある」と紹介。ツアーでも個人旅行でも楽しめる注目の目的地が揃っていると評価している。

首都プノンペンについては、その魅力を高く評価。「王宮の黄金の尖塔の下を歩くテラコッタ色の僧侶たち、ギャラリーやブティックに生まれ変わったフランス植民地時代の建築が並ぶ街並みは魅力的だ。夜になると、ネオンに照らされた通りや川沿いにきらめく船が幻想的な雰囲気を生み出す」と記している。

食の面でも驚きが多いとし、アールデコ様式の中央市場で味わえるターメリック色の生地に豚ひき肉やエビを詰めたバイン・チャオのクレープ、週末の夕方から歩行者天国となるチャクトムック・ウォーク・ストリート沿いの屋台料理、高級ホテル内レストランでの洗練されたクメール料理などを挙げた。さらに、おしゃれなカフェやルーフトップバー、料理教室を通じてカンボジア料理の奥深さを学べる点も魅力だとしている。

南部の町カンポットについては「静かながらも農産物の宝庫」と表現。特に世界的に知られる胡椒は、13世紀に栽培が記録され、フランス統治時代に最盛期を迎えた歴史を持つと紹介した。

また、シェムリアップについても「活気に満ちた街で、食の体験が尽きることはない」と評価。路上で味わう牛串入りバゲットやキャラメリゼしたバナナ、地元食材を自家栽培する創作レストラン、近郊プレア・ダック村での手作りヌン・バン・チョックの朝食など、多彩なグルメ体験を勧めている。

フォーブス誌は、観光客の混雑を避けながら本格的な東南アジア料理を楽しめる国として、カンボジアが今後さらに注目を集める可能性があると伝えている。