カンボジア観光省は水曜日、タイとの国境紛争が続く状況下でも、「カンボジアは安全に訪問できる観光地である」 と民間セクターに向けて呼びかけました。観光省のフオット・ハク大臣は緊急会議で、観光業者やビジネス施設に対し、通常通りの運営を維持し、国境情勢が不安定な困難な時期でも粘り強く対応するよう 要請しました。
会議には、カンボジア旅行業協会、カンボジア観光協会、カンボジアホテル協会、アジア太平洋観光協会、エアアジア・カンボジアなどの代表者が出席しました。会議では、国境紛争によって影響を受けた観光業界への対応策として、カンボジアを安全な観光地としてPRすること、温かいホスピタリティを提供すること、観光業を攻撃するフェイクニュースを防ぐこと が議題となりました。
フオット・ハク大臣は会議で、「観光業者やビジネス施設には通常通り活動を継続するよう呼びかけ、市民にもこの困難な時期に観光業者や事業者を支援してほしい」と述べました。観光省は全国規模のキャンペーンを開始し、シェムリアップ州のアンコール考古学公園を含む主要観光地が平和で通常通り運営されていること を国際市場に向けてアピールしています。
カンボジア旅行業協会のチャイ・シヴリン会長は、国境紛争に関連したフェイクニュースが観光客の渡航に影響を与えていることを懸念し、民間セクターは観光省と協力して、紛争期でもカンボジア観光を積極的にPRする準備がある と述べました。フオット・ハク大臣は、観光業界の団結の精神により、国家と民間が協力して緊急対策や実践的行動計画を策定し、観光業が危機に耐えていると強調しました。
また、観光省は市民、地元企業、国内経済の相互支援を促す「連帯シーズン」を開始し、ホテル、レストラン、交通業界の関係者に期間中の割引提供への参加を呼びかけています。フオット・ハク大臣は、「ホテル、レストラン、交通事業者は連帯シーズンに参加し、割引サービスを提供してほしい」と述べました。
