カンボジア最高裁判所評議会(SCM)は18日、判事22人と副検事3人に対する懲戒処分を承認するとともに、司法分野での大規模な人事異動や昇進、辞任、休職を決定しました。会議はシハモニ国王が王宮で主宰しました。
SCMのサム・プラチェアメアニット事務総長によりますと、会議では10項目の議題について審議しました。
懲戒委員会の決定に基づき、22人の判事に対して口頭注意3件、書面注意9件、2年間の昇進停止2件、強制異動3件、追加研修を伴う異動1件、階級ポイント1点の減点5件が科されました。
副検事3人に対しては、口頭注意1件、2年間の昇進停止1件、追加研修と階級減点を伴う強制異動1件が決定されました。
また、第38回会合以降、副検事2人が処分を受け、1人が免職、もう1人が1年間の無給停職となりました。
SCMは、最高裁判所判事2人、控訴院判事17人、地方裁判所およびプノンペン裁判所の判事70人を含む、計89件の異動・任命を承認しました。
さらに、検事および副検事56人の任命も認めました。
昇進については、170人(勤続による129人、学位による41人)が承認されました。
辞任および休職では、カンダール州裁判所のウン・マノカ判事と法務省のトゥット・ヴェンナ検事が、2025年11月30日付で辞任することが了承されました。
また、トボンクムム控訴院のロス・ボパナ判事と、モンドルキリ州検察のハク・シエク・リム副検事には2年間の無給休職が認められました。
会議の締めくくりに、シハモニ国王はSCMメンバーの尽力に深い感謝の意を示しました。