カンボジアの主要製造業である衣料品、履物、旅行用品分野は年初から好調なスタートを切り、2026年1月の輸出額は約14億ドルに達した。これは前年同月比7.2%増となる。
商業省の統計によると、衣料品だけで約10億ドルを輸出し、前年同月比6.7%増加した。履物分野はさらに高い伸びを示し、輸出額は16.8%増の1億9,660万ドルとなった。また、旅行用品やバッグ類の輸出は1億8,800万ドルで、約1%の増加となった。
カンボジア工科科学大学の中国・ASEAN研究センター副所長トン・メンダビッド氏は、こうした持続的成長は、従来の貿易相手国に依存しない市場多角化戦略の成果だと指摘した。同氏は、外需の底堅さや中国、韓国、日本からの新規投資流入を背景に、この上昇傾向は2026年を通じて続くとの見通しを示した。
衣料・履物・旅行用品産業は、カンボジアにとって最大の外貨獲得源であり、輸出総額の46.5%を占めている。労働職業訓練省によれば、同分野は現在、1,500以上の工場・支店を支え、90万人以上を雇用している。その大半は女性労働者である。