カンボジア政府観光局がカンボジア観光に新たな風を吹き込む

カンボジア政府観光局(CTB)は、2024年7月1日に設立された。

2024年7月1日に設立されたCTBは、カンボジアの一流観光地へ観光客を誘致するための国際的なマーケティング活動の先頭に立つことを任務としている。

会議には、関係省庁の代表者、観光業界のリーダー、CTBの理事など、主要な利害関係者が集まった。

議論の焦点は、高い成長が見込まれる特定の国際市場をターゲットとしたCTBの初期マーケティング戦略であった。また、CTBと民間観光事業者との資源配分や連携についても話し合われた。

観光大臣兼CTB会長のソク・ソケン氏は、今回の会議は民間セクターが政府と共に協力し、責任を共有することを促す建設的なステップであると述べた。

「この協力的なアプローチは、競争力、持続可能性、包括性、回復力を確保するための適応性を重視し、世界の観光トレンドや急速に変化する地域の状況に合わせてカンボジアの観光産業を発展させることを目的としています」とソーケン氏は述べた。

CTBは、「共に考え、共に行動し、共に責任を負う」という原則のもと、民間セクターが王室政府と全面的に協力するためのプラットフォームとして機能する。

CTBは、カンボジアを一流の活気ある観光地にするという政府のビジョンに大きく貢献する。

観光は、衣料品、履物、旅行用品の輸出、農業、建設、不動産に加えて、カンボジア経済を支える4本柱のひとつである。

観光省によると、カンボジアは2024年の最初の5ヶ月間で260万人の外国人観光客を迎え入れ、前年同期の172万人から22%増加した。

今年1月から4月にかけてカンボジアに到着した外国人観光客のうち、最も多かったのはタイ、ベトナム、中国の3カ国であった。

カンボジアは、シェムリアップ州のアンコール遺跡公園、プレアビヒア州のプレアビヒア寺院とケール寺院、コンポントム州のサンボール・プレイ・クック遺跡などの世界文化遺産でよく知られている。

古代寺院のほかにも、プレア・シアヌーク、カンポット、ケップ、コン島の南西部4県にまたがる450キロにおよぶ手つかずの海岸線がある。