国家AID庁と保健省、HIV/AIDs感染者にHealth Equityカードを提供

国家AID庁と保健省は、計画省と協力し、12月6日から、HIV/AIDs患者に対する現金と無料の健康支援を受けるための「Health Equityカード」を政府から提供し始めた。現在、20,379人のHIV感染者が登録し、カードを受け取っている。現在20,379人のHIV感染者が登録し、カードを受け取っているが、47,000人以上がまだ登録しておらず、国家AID庁と各省庁の担当者は、来年中に登録が完了すると見込んでいる。

国家AID庁事務局長のチム・キンダレス氏は、HIVに感染している可能性が疑われる人は、直ちにプノンペンと全国24の州にある国の保健センターでHIV検査を受け、無料の医療を受けるためにHealth Equityカードに登録するよう呼びかけた。

「登録とHealth Equityカードの取得に必要なのは、クメール語のIDカード、出生証明書、またはカンボジアのパスポートを提出するだけである、」と彼は付け加えた。

カンボジアHIV感染者ネットワークのプログラム・マネージャーであるセウム・ソファル氏は、カンボジアのHIV感染者のほとんどが貧困層であり、多くの困難、特にコミュニティにおけるスティグマや差別に直面していることから、政府がカードを提供したことに拍手を送った。

「HIV/AIDSと共に生きる人々と直接活動する彼の組織カンボジアHIV感染者ネットワークは、2014年以来、HIVと共に生きる人々にHealth Equityカードを発行するよう政府に求めてきた、」とソファル氏は述べた。

「HIV感染者は貧しく、日常生活で多くの困難に直面しています。」

「当局からHealth Equityカードを受け取れば、保健センターや国立病院で無料で治療を受けることができます。」

「また、その他の社会的・経済的支援も政府から受けられるかもしれません」と彼は付け加えた。

国家AID庁、保健省、UNAIDS、その他の開発パートナーが2022年に実施した調査によると、カンボジアにはHIV/AIDS患者76,000人がいる。

そのうち6万5,000人が国家AID庁や保健省から無料で治療を受けている。

しかし、12,000人以上がHIVに感染していることを知らないため、治療を受けていない。

カンボジアでは年間約1,400人がHIVに感染し、約1,100人がAIDで死亡している。