環境大臣のイアン・ソファレト氏は、天然資源を保護し、保護地域に暮らす地域住民の生計を改善するとともに、持続可能な開発を促進するため、より一層の協力強化と資源の動員を呼びかけた。
月曜日にプノンペンで開幕した「ランドスケープ・ファイナンスとネイチャーポジティブ農業」をテーマとする2日間のワークショップで、ソファレト環境大臣は、天然資源の保護・保全において地域社会が中心的な役割を担う必要があるとして、国内外の双方で協力を強化する必要性を強調した。
同氏は、環境省が「クリーン(Clean)・グリーン(Green)・サステナブル(Sustainable)」の3つの柱を中心に構成された「2023~2028年環境循環戦略(Circular Strategy on Environment 2023-2028)」を実施していると述べた。
「クリーン(Clean)」の柱では、水質・土壌・大気の改善に重点を置いており、ごみや固形廃棄物、液体廃棄物の適切な管理に加え、定期的な環境モニタリングの実施にも取り組んでいる。
「グリーン(Green)」の柱では、自然資源の保護・管理を中心に、グリーン開発の推進を図っている。一方、「サステナブル(Sustainable)」の柱では、関係する各分野や地方政府機関が持続可能な開発に積極的に貢献することを促進することを目指している。
ソファレト氏は、今回のフォーラムが、ネイチャーポジティブ農業に向けた資金を特定・動員し、地域住民の生計を強化するとともに、生態系の保全を改善するため、関係者にとって重要な協議の場となっていると述べた。
環境省がWWFカンボジアと協力して主催する8月10~11日のフォーラムには、実務者、政策立案者、金融機関などが参加し、地域レベルでネイチャーポジティブ農業と持続可能な食料システムのための資金調達を連携・調整する方法について検討している。
参加者らはまた、東部平原地域(Eastern Plains Landscape)における自然保全、持続可能な農業、包摂的な開発に向けた協力を強化し、投資を呼び込むための機会についても協議している。
WWFカンボジアのカントリー・ディレクター、ジェインズ・イマニュエル・ギンティン氏は、今回のフォーラムは、長期的な自然保全と開発の目標を達成するため、資金、政策、パートナーシップをより効果的に連携させる重要な一歩であると述べた。
同氏は、ランドスケープ・ファイナンスを通じて、政府、金融機関、民間セクター、開発パートナー、地域社会が連携し、人々、自然、そして持続可能な経済成長に長期的な利益をもたらす地域への投資を促進できると述べた。