日本、カンボジア国境地域の生計回復支援に150万ドル供与

日本政府は、過去のカンボジア・タイ国境紛争の影響を受けた住民の生計回復および栄養改善を支援するため、2億2,000万円(約150万ドル)の無償資金協力に関する署名を行った。

本事業「生計回復および栄養強化プロジェクト」は、国連世界食糧計画(WFP)と連携して実施される。署名は、在カンボジア日本国大使の上野篤志氏とWFPカンボジア事務所代表のパク・キョンナン氏によって行われ、カンボジア国家災害管理委員会第一副委員長のクン・キム上級大臣が立ち会った。

在カンボジア日本国大使館によると、本事業では、避難民や帰還民、帰国移民労働者などの脆弱層に対し、栄養強化米や食料バウチャーを提供する。国境紛争による社会経済的影響を受け続けている人々に対し、緊急的な食料安全保障の確保と中長期的な栄養状態の改善を図ることが主な目的である。

さらに、食料支援に加え、被害を受けた基幹インフラの復旧にも取り組み、国境地域の安定回復を後押しする。緊急支援とインフラ再建を組み合わせることで、将来の経済的ショックに対する強靭性の強化を目指す。

今回の支援は、カンボジアの農村開発に対する日本の継続的な関与と、地域の平和および安定の促進に向けた姿勢を改めて示すものとなった。