米国、カンボジアの国境安定とサイバー安全保障に3,500万ドル拠出

米国は、地域の安定を支援する姿勢を示し、カンボジアに対し総額3,500万ドルの支援を提供すると発表した。今回の支援は、タイとの国境緊張の緩和や越境サイバー犯罪対策を目的とした高官協議を受けたもの。

発表は昨日、カンボジアのフン・マネ首相と、米国務省東アジア・太平洋担当次官補マイケル・ジョージ・デソンブル氏との会談の場で行われた。

デソンブル氏は、ドナルド・トランプ大統領が引き続きカンボジア・タイ国境問題を重視していると伝達し、2025年10月26日に署名されたクアラルンプール共同宣言の順守の重要性を強調した。同宣言は、両国間の緊張緩和に向けた枠組みを定めたもの。

和平プロセス支援の一環として、同氏は2,500万ドルの人道支援パッケージを発表した。内訳は、最近の国境武力衝突の影響を受けた避難民支援に1,500万ドル、人道的地雷除去および不発弾処理に1,000万ドルを充てるとしている。

また、最近解放され、家族のもとへ戻ったカンボジア兵18人について、恒久的な停戦に向けた前向きな一歩として歓迎した。

フン・マネ首相は、停戦仲介およびクアラルンプール合意への支援に対し米国に謝意を表明し、領土問題は平和的対話によって解決したいとの考えを示した。

「カンボジアは国際法、既存の条約、二国間合意に基づく平和的解決に引き続き尽力する」と首相は述べた。

さらに、2025年12月27日に採択された国境一般委員会特別会合共同声明の完全履行を確保するため、米国の継続的な支援を求めた。重点課題には、国境地域への民間人の安全な帰還や、陸上国境を正式に画定するための合同国境委員会の作業再開が含まれる。

国境安全保障にとどまらず、両氏は米国とカンボジアの関係が「顕著に進展している」と評価し、貿易、投資、安全保障、防衛、人的交流分野での協力拡大に合意した。

地域の安全保障上の脅威の高まりを受け、デソンブル氏は、オンライン詐欺や技術を利用した不正行為の増加を含む越境犯罪対策として、追加で1,000万ドルを拠出する考えを表明した。