株式市場は水曜日、取引量が少ない中でおおむね下落した。中央銀行による利下げや、人工知能分野の成長を背景としたテクノロジー株の上昇により、主要資産が記録的な上昇を遂げた1年の終盤を迎えた。
ウォール街の主要株価指数は2025年最後の取引日を下落して終えた。新規の経済指標は乏しかったものの、直近数週間で新規および継続の失業保険申請件数がともに減少したことが示された。
それでも、3大指数はいずれも年間では堅調な上昇を記録した。ダウ工業株30種平均は2025年に13%上昇し、S&P500種指数は16.4%高、ハイテク株中心のナスダック総合指数は20.4%の大幅上昇となった。
「総じて言えば、2025年は株式にとって非常に素晴らしい年だった」と市場アナリストは述べた。
世界的にも株式市場は2025年に相次いで過去最高値を更新し、2桁の上昇率を記録した。背景には、インフレの鈍化を受けた米連邦準備制度理事会による利下げがある。ロンドン市場のFTSE100指数は21%以上上昇し、16年ぶりの大幅高となった。フランクフルト市場は23%上昇、パリ市場も10%超の年間上昇を記録した。アジアでは、ソウル市場が75%急騰し、香港のハンセン指数は28%高、東京市場の日経平均株価は26%以上の上昇となった。
一方、2026年にさらに上昇するためには、景気を損なうことなく、米連邦準備制度が市場に織り込まれている少なくとも2回の利下げを実施できるかどうかの確認が必要だとの見方も出ている。12月の金融政策会合の議事要旨では、インフレが予想通り落ち着けば、将来的な利下げが適切になると多くの当局者が考えていることが示された。
大量の資金が人工知能分野に流入したことによるテクノロジー株の急伸も、株価を過去最高水準に押し上げたが、AI関連株の評価が過熱しているとの懸念が2025年終盤には投資家心理を冷やした。
一方、安全資産とされる金価格は今年、何度も過去最高値を更新した。これは、利下げによるドル安や、関税政策を巡る経済成長への懸念が背景にある。銀価格は12月に記録的高値を付けた後、水曜日にはさらに下落した。原油価格は供給過剰を背景に、年間で約20%下落した。
暗号資産市場では、ビットコインが10月に12万6000ドルを超える過去最高値を付けた後、年末には約8万8000ドル前後で取引を終え、価格変動の大きさを改めて印象付けた。