カンボジア中央銀行(NBC)のチア・セレイ総裁は日曜日、国際情勢に関して厳しい警告を発した。国際法や各国の団結が次第に力の論理に置き換えられつつあると指摘したものである。
自身の公式SNSアカウントに投稿したメッセージで、セレイ総裁は「もはや国際法は存在しない」と述べ、現在の世界は「ジャングルの法則」、すなわち「強者が弱者を打ち負かす」という原理で動いていると表現した。
さらに、多国間主義の基本原則が揺らいでいることにも警鐘を鳴らし、「国々はもはや団結しておらず、各国は自国の利益を優先して行動している」と指摘した。
こうした状況を受け、セレイ総裁は特に若い世代に向けてメッセージを送り、より公正な未来を築くために教育を重視するよう呼びかけた。「子どもたちよ、学びなさい!」と強調し、教育は「打ち負かすためではなく、より良い世界を築くために使うべきだ」と訴えた。