米国は金曜日、カンボジアの首都プノンペンにある交流センターを拡張

両国の外交関係樹立75周年を記念した。今回の取り組みは、教育やSTEM分野を通じて、若者主導の世代への働きかけを強化することを目的としている。

拡張された「アムキャン・エクスチェンジ」は、エクスチェンジ・スクエア内に位置し、再開式典にはカンボジアの副首相兼教育・青年・スポーツ相であるハン・チュオン・ナロン氏と、在カンボジア米国臨時代理大使のブリジット・ウォーカー氏が出席した。

今回の拡張は、人口の大半が30歳未満というカンボジアにおいて、米国が「人と人とのつながり」を一層深めようとする中で行われたものだ。

ウォーカー氏は、「このセンターは単なる建物ではなく、新たな機会への入り口であり、両国の長年にわたる友情を象徴するものだ」と述べ、リーダーシップ育成や英語教育の提供における役割を強調した。

同センターは2005年にカンボジア大学内で設立され、過去20年間で延べ100万人以上が訪問してきた。今回の改修により、米国の大学への留学を希望する学生に助言を行うエデュケーションUSAの相談センターも併設される。

このプロジェクトは、教育分野のパートナーや民間企業の支援を受けて実施され、ホンコン・ランド、スターバックス、ハードロック・カフェなどが協力した。

世界的には、「アメリカン・スペース」ネットワークが140カ国に700カ所以上設置されており、数百万人が米国や地域社会とつながる重要な拠点となっている。

カンボジア国内では、プノンペン、シェムリアップ、バッタンバン、コンポンチャムの4都市に同様の交流センターが設けられており、市民参加の促進や米国の教育交流の推進に寄与している。