日本政府は、カンダルスティアング・トランジット・リハビリテーションセンター における女性人身取引被害者向けのシェルターおよび職員宿舎の建設支援として、14万0781ドル を助成しました。この助成は、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力(KUSANONE) の一環として提供されたものです。
助成契約は、上野篤日本大使 と チア・ソメティ社会・退役軍人・青少年リハビリ担当大臣 の間で火曜日に署名されました。社会省によると、助成金はセンター内の女性被害者専用シェルターと職員宿舎の建設に使用され、被害者保護、安全確保、ケアサービスの向上 を目的としています。
新施設は、身体的または心理的トラウマを受けた被害者の支援や日常生活への再統合 を助けるとともに、職員がより効果的なリハビリテーションおよび社会サービスを提供できる環境を整えることが期待されています。
日本は1991年以降、KUSANONEプログラム を通じてカンボジアの草の根開発プロジェクトを支援しており、貧困や生活・生計を脅かす困難に直面する脆弱なコミュニティの保護に重点を置いています。公式データによれば、このプログラム開始以降、日本はカンボジア全土で700以上のKUSANONEプロジェクトに対して累計7200万ドル以上を助成しており、主に地方自治体やNGOが恩恵を受けています。
上野大使はコメントで、近年のカンボジアの急速な発展を喜ばしいとしつつも、さらなる国民生活の質向上には依然として様々な課題があると指摘しました。そして、日本は今後もKUSANONEを含む様々な政府開発援助を通じて、これらの課題解決に貢献していくと述べました。