米国・ASEANビジネス協議会とカンボジア保健省、保健分野の連携強化を表明

カンボジア保健省と米国・ASEANビジネス協議会(U.S.-ABC)は、保健分野における投資拡大と能力強化での協力深化に向け、双方の連携を一層強化することで合意した。これにより、公衆衛生の向上と国民の健康増進が期待される。

プノンペンの保健省本部では、チェアン・ラ保健大臣がU.S.-ABCの代表団を迎え入れた。代表団は理事であるジャック・ミント氏を団長とし、複数の加盟企業の代表が同行した。

チェアン・ラ大臣は、医療機器、医薬品、ワクチンの登録・供給を含む、U.S.-ABCおよび加盟企業によるカンボジア保健分野への継続的な支援に謝意を示した。同大臣は、こうした貢献が診断、治療、医療サービス全般の強化に不可欠であると強調した。

一方、ジャック・ミント氏は、カンボジアが医療体制の発展において「顕著な進展」を遂げていると評価した。双方は、同分野での貿易・投資促進について意見交換し、規制順守、手頃な価格、安全基準、高品質の確保が不可欠であるとの認識を共有した。

チェアン・ラ大臣は、直接投資にとどまらない、より包括的な協力の可能性を探るようU.S.-ABCに呼びかけ、保健分野における高度な連携の具体的領域について説明した。

また大臣は、カンボジア政府の「五角戦略」に沿って保健省が掲げる「国民皆保険(UHC)」の実現に向けた取り組みに対し、U.S.-ABCが改めて支持を表明したことを歓迎した。