カンボジアとASEAN中国センター(ACC)は、2025年ASEAN–中国グレーターベイエリア(前海)経済協力フォーラムの傍らで開催された二者会談において、中国市場におけるカンボジア産品の存在感拡大と協力強化へのコミットメントを改めて確認した。
商業省のリム・ロークピセス次官は、ACCの施仲軍(シー・ジョンジュン)事務総長と会談し、ASEAN—中国間の経済関係深化や貿易面での新たな機会について意見交換した。
施事務総長は、商業省とACCの強固で継続的な協力関係を高く評価し、最近改訂された中国—ASEAN自由貿易協定(CAFTA 3.0)の重要性を強調した。同議定書は、中国とASEAN加盟国の経済・貿易統合を新たな段階へと引き上げるものだと述べた。
また施氏は、ASEAN諸国との貿易拡大に向けた複数の取り組みを紹介し、特に中国市場におけるカンボジア産品の競争力強化と輸出潜在力の向上に重点を置いていると説明した。さらに、地域協力の重要な柱である人的交流の促進に対し、ACCが引き続き支援していく姿勢を示した。
これに対し、ピセス次官は、カンボジアの輸出能力向上、民間部門との連携強化、中国中部各省との共同貿易・投資活動の促進など、商業省が進めている主要な取り組みを共有した。これらの施策により、カンボジアの高品質な産品をより広く発信し、今後の輸出機会拡大につなげていく考えを示した。