カンボジア稲作連盟(CRF)の火曜日の報告によると、今年最初の8か月間でカンボジアは籾米および精米の輸出から合計14億6,200万ドルを得た。
今年1月から8月までに、王国は合計47万2,803トンの精米を世界66か国に輸出し、前年同期の41万2,023トンから14.7%増加した。
この精米輸出による収益は3億4,800万ドルに達し、前年同期の3億500万ドルから14%増加したと報告書は述べている。
輸出された精米品種には、香り米(ジャスミンライス)、長粒白米、パーボイル米、有機米が含まれており、そのうち香り米が輸出全体の87%を占めた。
内訳としては、EU諸国への輸出が22万6,910トンで全体の47.9%を占め、1億7,600万ドルの収益を上げた。
中国およびその自治区への輸出は11万6,320トンで、6,800万ドルの収益となった。
その他、ASEANの7か国への輸出が6万2,158トン、アフリカおよび中東地域の32か国への輸出が6万7,411トンとなった。
CRFの新会長ライ・チュン・アウ氏は、輸出量と輸出額の増加はカンボジア米の生産量の高さと国際市場における需要の増加を示していると述べた。
「量と価値の両面で顕著な成長が見られたことは、我々のブランド力を高め、販路を拡大する取り組みが効果を上げている証拠です」とアウ氏はクメール・タイムズに語った。
一方で、カンボジアは近隣諸国への籾米の国境貿易による輸出で484万トンを取引し、8か月間で約11億1,400万ドルを生み出した。
CRF代表は、この目標達成には政府との協力が重要であると強調した。
「CRFは既存市場を維持しつつ、新しい市場の開拓にも取り組んでおり、精米輸出100万トンの目標に向けて進んでいます」とアウ氏は付け加えた。
カンボジアは農産物輸出の拡大に積極的に取り組んでおり、その中でも米は経済の基幹産業である。政府は、農家の生産コスト削減を目的とした資金支援、インフラ整備、政策を通じてコメ産業への強い支援を示している。
また、米生産部門を支援するため、政府は官民双方に対して、関係省庁や機関との協力をさらに強化し、国際市場への直接輸出を拡大するよう促している。