カンボジア開発評議会(CDC)の報告書によると、カンボジアは2025年の最初の2ヶ月間に10億6900万ドル相当の固定資産投資プロジェクトを承認した。
承認された投資プロジェクトは、地元住民のために約71,000の雇用を創出するだろうと報告書は述べた。
優れたプロジェクトには、電子機器製造工場、電子自転車・バイク組立工場、鉄鋼工場、衣料・繊維工場、果物加工工場、高級ホテルなどが含まれる、と報告書は付け加えた。
全投資プロジェクトのうち、60の投資プロジェクトが経済特区外にあり、52のプロジェクトが経済特区内にある。
中国が同王国への外国直接投資(FDI)でトップに立ち、地元投資家、ベトナム、シンガポールの投資家がそれに続いた。
カンボジア開発評議会の副首相兼第一副議長であるスン・チャントール氏は、「カンボジアへの投資流入の増加は、カンボジアの政治的安定に対する投資家の信頼を反映している」と述べた。
貿易戦争の圧力が起こりそうな状況下で投資を誘致するために、CDCはより多くの改革を行い、問題を特定し、投資家へのより多くのインセンティブを作ることを検討している、と彼は付け加えた。
カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会頭は、外国直接投資が増加しているのは、カンボジアがRCEPのような主要貿易取引に参加していることに加え、米国やEUの市場への特恵貿易アクセスがあるためだと述べた。
クメール・タイムズの取材に対し、同氏は、「これらの二国間および多国間の貿易協定や貿易優遇制度は、カンボジアがこの地域の投資先として好まれる可能性を秘めていることから、投資家に同国への投資に対する大きな自信を与えている」と述べた。
昨年、カンボジアは414件の固定資産投資を誘致し、その投資総額は69億ドルに達し、前年の49億2,000万ドルから40%増加した。
フン・マネ首相は先週、カンボジアは高速道路、深水港、国際空港、物流センターを含む包括的かつ相互接続された物理的インフラネットワークに戦略的に投資していると述べた。
カンボジア政府は、貿易障壁の撤廃と削減、税関手続きの合理化、事業登録手続きの合理化、明確で透明性のある法的環境の整備に熱心に取り組んでいると述べた。
また、マーベル工場での縫製用ロボットの導入、BYDとFORDの自動車組立工場の設立など、カンボジアの生産チェーンの生産性が向上していることにも満足感を示した。