カンボジア、ハイテク観光ツールを中国に求める

カンボジアは、同国経済の主要な稼ぎ頭である観光産業を後押しするため、ビッグデータとAIの応用について中国の大手テクノロジー企業と話し合っている。

観光大臣のフオット・ハク氏は、Maiku Information Technology Co. Ltd.のLi Tao会長と面会し、カンボジアの観光産業における最新技術の活用について話し合った。

Maikuは中国東北部の黒龍江省に拠点を置き、毎年冬には世界的に有名な氷彫刻フェスティバルで数百万人を動員する。

Maikuの最先端の観光情報管理システムは、最新のAI、ビッグデータ、衛星画像を統合した「Tourism One-Map」と呼ばれる製品である。
また、各観光客がどこでいくら消費しているかなどのデータを収集し、ホテルの空室数をリアルタイムで更新すると、李大臣は述べた。
「このアプリケーションやデータ管理システムの他のアプリケーションは、中国の主要な省政府、様々な国営・民営企業、一流大学で使用されています」と李大臣は述べ、この技術は自社で開発したものだと付け加えた。
フオット氏によると、カンボジアでは、観光産業の管理、運営コストの追跡、事業計画の立案、戦略や政策の立案などに役立つ、利用可能なスマートテクノロジーを調査しているという。
観光業はカンボジア経済にとって不可欠であり、特にコロナの大流行の影響から回復するためには不可欠である。
このセクターは昨年30億ドルをもたらし、GDPの10%以上を占めたが、それでも50億ドルをもたらし、GDPの18%強を占めた2019年よりははるかに低い。
カンボジアは、世界の最新かつ最高のスマートテクノロジーを観光に活用することに高い優先順位を置いている。