9月のS&Pグローバル・シンガポール購買担当者景気指数(PMI)は季節調整済みで56.6となり、民間企業の業況は19ヵ月連続で改善した。
伸び率は3ヵ月ぶりの低水準に落ち込んだが、依然として顕著である。
この8ヵ月で最も顕著な増加率となったのは、供給の制約によるところもある。供給の遅れが悪化する中、在庫水準も低下した。
原材料費、輸送費、人件費の上昇を企業が報告したため、先月も投入資材価格は上昇を続けたが、そのペースは8月から緩やかになった。
シンガポール民間企業の景況感は、3年ぶりの高水準であった8月より低下したものの、長期平均を上回る水準で推移しており、企業活動改善への期待を反映している。
PMIが50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示す。