銀行・金融における消費者保護を促進するためのワークショップを開催

カンボジア銀行協会(ABC)とカンボジア・マイクロファイナンス協会は、カンボジア国立銀行と複数の地方行政機関の支援を受けて、持続可能で責任ある、環境に優しい方法で銀行・金融における顧客保護を促進するためのワークショップを開始した。

首都と地方に分かれて開催される予定の4つの地域ワークショップでは、銀行・金融機関の幹部に、倫理的で専門的な銀行業務を行う上での重要な責任に関する知識を普及させ、銀行・金融部門の強靭性と顧客保護を強化する。

最初のワークショップは2024年7月4日にシェムリアップで開催された。他の3つのワークショップはバッタンバン州、首都プノンペン、ラッタナキリ州で開催される。

カンボジア国立銀行のエム・カムナン銀行監督局次長は、ワークショップは銀行システムの進化、法律や規制、融資の実行手順や規制、グッドガバナンスの原則、支店の業務管理方法などに関する意識を高めるための効果的なメカニズムであると述べた。

ワークショップはまた、協会や銀行・金融機関にとって、地方・市町村の支店・地区における業務運営の課題や実態を理解し、責任ある金融サービスの効率性を確保する機会にもなる。

地方の銀行・金融機関の支店長やマネージャーとして、持続可能性、効率性、責任、包括性に焦点を当てたガバナンスの原則を遵守することは非常に重要です。

ABCの理事会メンバーであるトーチ・チャオ・チェク氏は、カンボジア国立銀行の支援のもと、2つの協会とその他の主要なステークホルダーは、課題に対応し、責任あるビジネス慣行を継続的に支援し、顧客保護を強化するために、多くの重要なイニシアティブを実施してきたと述べた。

カンボジア国立銀行は、金融およびデジタル金融リテラシーの推進において、各省庁や開発パートナーと協力してきた。また、法律や規制の施行、苦情を受け付け処理するワーキンググループの設置など、消費者保護にも細心の注意を払ってきた。
カンボジアには現在、商業銀行59行、専門銀行9行、マイクロファイナンス機関86行があり、2,614の本支店と3,998台の現金自動預け払い機が設置されている。