カンボジア政府は日本からの投資拡大を要請

豊田通商株式会社(カンボジア)を含む複数の大企業が事業を拡大したことを受け、商務省は日本の投資家に対し、カンボジアでの投資機会を増やすよう促した。

カンボジア商務省のロルク・ピセス国務長官は代表団を率いて、カンボジアフェスティバル委員会、クメール人コミュニティ、クメール人および日本人の学生と協力して在日カンボジア王国大使館が5月3日から4日にかけて開催した「第8回カンボジアフェスティバル2024」の開会式に出席した。カンボジアフェスティバルには延べ3万人が参加した。

東京の代々木公園で行われた式典は、トゥイ・ライ駐日カンボジア大使、今村雅弘衆議院議員、日本・カンボジア友好議員連盟会長、穂坂泰外務大臣政務官が共同で司会を務めた。

イベントの中で、ピセス国務長官は、カンボジアの経済成長、貿易拡大、投資、観光開発の進展を強調し、日本は重要な貿易相手国の一つであると述べた。

また、ミネベア(カンボジア)社、イオンモール(カンボジア)社、そして最近では5月2日にフン・マネ首相によって落成式が行われた豊田通商マニュファクチャリング(カンボジア)社など、世界的に有名な多くの日本企業がカンボジアに進出したことを受け、日本の投資家に対し、カンボジアへの投資を検討するよう呼びかけた。

その前日、ピセス国務長官はライ駐日カンボジア大使と共に、仙台市で開催された在仙台カンボジア名誉領事の田井進氏と会談した。

会談では、両国間の貿易・経済協力に関する在仙台カンボジア名誉領事館の業務進捗状況、東京で毎年開催される「カンボジア・フェスティバル」への参加、カンボジア王国政府第43号SSR決定の修正に関するMoCを通じた要請の最新情報について話し合われた。

MoCによると、日本での「カンボジア・フェスティバル」は、カンボジアの製品、食品、文化、芸術、観光を日本のコミュニティや海外のゲストに宣伝するために毎年開催されている。
今年の見本市では、MoCが率いる7つのクメール企業を含む、幅広いクメール製品や食品を展示・宣伝する90以上のブースが設けられた。

展示に加え、文化芸術省の様々な芸術グループによる伝統的なクメール舞踊、日本在住のクメール人少年少女による舞踊団、現代音楽、日本の「カンボジア学生協会」によるクメール伝統衣装のモデル、クメール武術のパフォーマンスも行われた。