カンボジアとラオス、国境を越えた犯罪対策で協力を深める

カンボジア内務省とラオス公安省は、国境を越えた犯罪、人身売買、麻薬取引などとの闘いにおいて、引き続き緊密な協力を強化・拡大するよう奨励された。
カンボジアのフン・マネ首相は2024年3月15日、平和宮殿でラオス人民民主共和国のヴィライ・ラカムポン副首相兼公安大臣の表敬訪問を受け、このように激励した。

また、首相は近隣2カ国、特にカンボジア内務省とラオス公安省との良好な関係を高く評価した。首相はまた、カンボジアのエネルギー需要に応えるため、カンボジアに電力を供給するというラオス政府のコミットメントにも言及した。

首相は、カンボジアが今年のASEAN首脳会議開催国としてラオスを支援する用意があることを表明した。

一方、ビレイ・ラカムポン元首相は、カンボジア内務省とラオス公安省の年次会合に参加し、国際犯罪、人身売買、麻薬取引などとの闘いといった重要な分野での協力をさらに強化することを目的とした今回の訪問について、フン・マネ首相に伝えた。

両省は、両国の人々の移動を容易にし、共通の国境を平和と発展の国境として維持するために、訪問の交換、経験や技術的スキルの共有、警察技術を学ぶ学生の交換、国境問題の平和的解決における協力の継続などを通じて、協力をさらに促進していく。

これに先立ち、ヴィライ・ラカムポン元首相は同日、カンボジアのフン・セン前首相(現国王陛下最高枢密院議長)とサー・ケン前副首相兼内務大臣(現国王陛下最高枢密院議員)を個別に表敬訪問した。