カンボジアとタイ、貿易・投資関係を拡大へ

カンボジアとタイは昨日、両国が戦略的パートナーシップに格上げされる中で、より良い国境通過メカニズムを促進することにより、二国間の貿易と投資を促進することを誓った。

フン・マネ首相とタイのスレッタ・タビシン首相は昨日バンコクで会談を行い、二国間協力を強化した。フン・マネ首相はタイを一日公式訪問中であった。

会談の中で、両首脳はこれまでの二国間協力を評価し、経済、防衛、安全保障、貿易、投資、観光、エネルギー分野など様々な分野での更なる関係強化について意見を交換した。

タビシン首相は、カンボジア首相の訪問はカンボジアとタイの関係強化に役立つと強調した。

両首相はまた、協力関係を強化することを目的とした5つの覚書の調印式にも立ち会った。

両首相はまた、カンボジア商工会議所、タイ商工会議所、タイ輸出入銀行(EXIMタイランド)の連携を強化するためにバンコクで開催されたタイ・カンボジアビジネスフォーラムにも出席した。両国のビジネスリーダーや投資家が参加した。

カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会長は、「このフォーラムは、カンボジアとタイの貿易・投資協力の強化に貢献するだろう」と述べた。

「カンボジアとタイのビジネスマンと投資家の緊密な関係は、両国間の貿易と投資を強化するでしょう」とヘン副会長はクメール・タイムズに語った。

税関総署の報告によると、カンボジアとタイの二国間貿易は2023年に37.1億ドルに達し、2022年に記録された44.7億ドルから前年比17%減少した。

カンボジアからタイへの主な輸出品は、繊維製品、農産物、宝石、原材料、半製品などである。タイからの輸入は、魚、肉、野菜、自動車、有機肥料、食料品、建設資材などである。

両国首脳は、二国間貿易を今後2年間で150億ドルにまで拡大することを約束した。