フン・セン国王個人諮問委員会委員長は、カンボジアへの日本の投資家誘致のため、日本カンボジア協会がカンボジアに事務所を開設することを歓迎した。
この歓迎は、2024年1月9日から12日までのフン・セン国王の日本訪問に際して、日本カンボジア協会の高橋文昭会長がニューオータニ東京ホテルでの夕食会の際に表敬訪問した1月10日の夜に行われた。
その際、高橋文昭氏は、カンボジアの平和と発展、特に過去30年にわたるカンボジアと日本の二国間関係の強化と拡大において、創設者であるフン・セン国王が果たした重要な役割を賞賛した。
会議では、日本カンボジア協会の参加を得て、日本からカンボジアへの投資誘致に焦点が当てられた。実際、「同協会は間もなくカンボジアに事務所を開設する予定であり、カンボジアにおける投資の可能性を日本企業にアピールすることで、日本の投資家をカンボジアに誘致する上で重要な役割を果たす」と述べた。特に中小企業は、日本に約400万社ある。
「そのため、0.1%でも誘致できれば、カンボジアに投資しに来る日本の中小企業は約4000社になります」と高橋文明氏は述べた。
会議には、すでにカンボジアで生産を行っている企業の代表も出席し、カンボジアでも自動車修理訓練校やビジネスウーマンのための起業訓練校を開校したいと表明する企業もあった。
これに対しフン・セン国王は、日本カンボジア協会の努力を高く評価し、カンボジアでの協会事務所の開設を歓迎した。同氏は、日本の中小企業がカンボジア人の雇用機会を創出する上で重要な役割を果たすとともに、カンボジアへの投資を通じて知識を移転する可能性を期待している。
また、日本カンボジア協会のコーディネートにより、カンボジアにおける投資の可能性を探ることができるほか、日本の投資家のみを対象とした経済特区の開発において、カンボジア王立政府の7番目の指令である政策の恩恵を受けることができる。首相は、2023年12月に東京で開催される第50回日本ASEAN記念首脳会議の傍ら、岸田文雄首相との会談でこのように発言した。