経済財務省の報告によると、カンボジアは2023年上半期に全税源から11兆4979億8000万リエル(約27億9000万ドル)を徴収し、これは年間目標(56億9200万ドル)の49.1%に相当する。
王国には徴税を担当する2つの機関がある。ひとつは所得税、給与税、付加価値税、固定資産税などの内国税を中心に徴収する税務総局(GDT)、もうひとつは国内に出入りする物品にかかる税金を徴収する税関総局(GDCE)である。
同省によると、GDCEが徴収した税収は4兆6,076億5,000万リエル(約11億2,000万ドル)で、2023年に設定された目標の41.4%に相当し、前年比10%減となった。
GDTが徴収した税収(国レベルで徴収)は6兆8,903億3,000万リエル(約16億7,000万ドル)に達し、目標の56.1%に相当し、前年同期比で0.9%増加したとのことである。
GDCEが今年上半期に徴収した税収が減少したのは、自動車や機械の輸入税が減少したこと、ASEAN内およびASEANと貿易相手国との枠組みにおける自由貿易協定が実施され、物品輸入の関税が撤廃されたことが原因であると同省は述べた。
「GDCEによる税収は今年末までに計画の90%に達する一方、GDTからの税収は目標の107.5%を超えると予測されている」と同省は述べた。
GDTの徴税は順調で、目標を上回っているとGDTのコン・ビボル局長は述べた。
税収の増加は、納税者へのサービス提供や登録業務の改善、監査、債務管理、納税者が税金を納めやすくするための問題解決など、税制改革によるものだと述べた。
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