カンボジア・ASEANビジネスサミット、来月開催へ 投資誘致を加速

カンボジア商工会議所(CCC)とASEANビジネス諮問評議会(ASEAN-BAC)は3月、プノンペンで「カンボジア・ASEANビジネスサミット2026」を共同開催する。外国投資の促進と地域経済統合の強化が目的。

サミットは3月3日から4日までの2日間、プノンペン市内のホテルで開催される。テーマは「ASEANの変革:革新・統合・産業進化」。カンボジアおよびASEAN加盟国の国際商工会議所や経済団体と連携して実施される。

開会式はフン・マネット首相が主宰する予定で、民間主導の経済成長と地域協力に対する政府の強い支持を示す。会議には各国高官や外交団、主要機関代表、ASEAN-BACメンバー、域内外の大手企業、各分野の専門家らが出席する見通し。

主な議題には、クリーンエネルギー移行、持続可能な土地管理、高付加価値製造業の発展が含まれる。また、通関手続きや税制、物流網、金融制度の調和を進め、越境取引の円滑化を図る方策についても議論される。

さらに、地域サプライチェーンの強化、観光産業の再活性化、将来の産業需要に対応する人材育成も重要テーマとなる。特に技術・職業教育訓練(TVET)制度の強化に重点が置かれ、技術革新と産業構造の変化に対応した技能開発が求められる。

CCC副事務総長のメン・ニモル氏は、本サミットが欧州連合や米国など主要市場からの投資家や企業関係者を引き付けることに期待を示した。また、外国投資家がカンボジアの投資環境や規制改革、新興産業分野について直接理解する機会になると強調した。

カンボジアがASEAN域内の有望な投資拠点としての地位確立を目指す中、本サミットは対話促進やビジネス機会創出、さらなる地域統合を後押しする戦略的な場となる見込みだ。