ロイヤル・グループ、小売・コーヒー事業に本格参入

ロイヤル・グループは昨日、新たに立ち上げた2つの小売ブランド「ウィングショップ(Wingshop)」と「ケーフェ(K’FAE)」の下、計4店舗を正式にオープンした。これは、カンボジアにおけるコンビニエンス小売およびフランチャイズ分野の新たな展開を象徴する動きとなる。

ローカル製品を中心に扱うコンビニエンスストア「ウィングショップ」は、プノンペン市内のボンケンコン1区(BKK1)およびロシアン・ブルバード沿いに2店舗を開設。一方、セルフサービス方式を採用したモダンなコーヒーショップ「K’FAE」は、外国語大学(IFL)構内と毛沢東通り沿いに2店舗を展開する。

オープニングセレモニーは、経済財政省(MEF)のメイ・ヴァン国務次官、ウィング銀行取締役会会長であり、ロイヤル・グループ・オブ・カンパニーズの会長兼CEOであるキット・メン氏の出席のもと、プノンペンで開催された。

このほか、首相府のフイ・ヴァンナック国務次官、ロイヤル・グループ副会長でクメール芸術家協会会長のマオ・チャムナン氏、チップモン・グループ共同創業者のリアン・メン氏らが参加した。

開業式典でスピーチしたウィングショップのステファン・パリエンテ最高小売事業責任者は、「本日の開業は単なる新店舗のオープンではなく、数年前から始まったビジョンの成果である」と述べた。

同氏は、ロイヤル・グループの会長が「カンボジアは、自国発の効率的で革新的、かつ誇りあるモダン小売モデルを構築できる」と考えていたことを紹介し、継続的な議論と共通の信念を通じて、その構想がウィングショップとして具現化したと説明した。

「私たちの使命は当初から明確でした。既存のモデルを模倣するのではなく、カンボジアの小売業を次のレベルへ引き上げ、独自で強いアイデンティティを確立することです」と語った。

ウィングショップについて同氏は、「スピード、シンプルさ、スマート技術、そして手頃な価格での日用品提供を重視し、『顧客第一』を原則とした、実生活に即したコンセプトだ」と強調した。

また、ロイヤル・グループは同時に「K’FAE」を導入。カンボジア初のセルフサービス技術を活用し、高品質で安定した味の飲料を迅速かつ手頃な価格で提供する、現代的なコーヒーコンセプトだと説明した。

「ウィングショップとK’FAEは、単なる利便性にとどまらず、新たな機会を生み出す存在です。すでに300以上のフランチャイズ加盟者が参加しており、ビジネス界からの高い信頼を反映しています」と述べた。

同氏はさらに、この取り組みが雇用創出、イノベーション促進、そしてカンボジア小売エコシステムの近代化に寄与し、長期的な成長と競争力強化につながると指摘した。

ロイヤル・グループによると、今回の2ブランドの開業は、現代のカンボジア人のライフスタイルに合わせた「次世代型コンビニエンス小売モデル」の導入を意味するという。スマート技術、厳選された商品構成、日常的に利用しやすい価格帯を組み合わせることで、消費者が迅速かつ快適に日用品を購入できる環境を整えると同時に、フランチャイズを通じて地元起業家に新たなビジネス機会を提供する。

ウィングショップでは、カンボジア製ブランドを中心に、信頼性の高い国際ブランドも取り揃え、国内中小企業(SME)の市場アクセス拡大を支援する。一方、K’FAEは、高品質な飲料や即食可能なメニューを効率的な運営体制で提供し、日常利用に適した、便利で安定した飲食サービスを提供するとしている。