カンボジア国立銀行(NBC)とアジア開発銀行(ADB)は5日、決済システム、デジタル・イノベーション、金融の安定性を中心に、経済動向および協力分野について意見交換を行い、両者のパートナーシップを改めて確認した。
同日、プノンペンにおいて、NBCのチア・セレイ総裁が、ADBのヤスミン・シディッキ・カンボジア担当国別局長の表敬訪問を受け、双方の幹部および技術専門家が同席した。
会談では、カンボジア経済の現状と課題、国内決済システムの発展、ならびに人工知能(AI)の活用について幅広く意見が交わされた。
シディッキ局長は、カンボジア経済の強靱性を評価するとともに、金融リテラシーの向上、とりわけ一般教育課程への金融教育の導入が順調に進んでいる点を指摘した。その上で、優先分野におけるNBCとの協力を引き続き強化していく考えを示した。
一方、セレイ総裁は、これまでの両機関の強固な協力関係を強調し、金融消費者保護センター(FCC)の運営準備、2026~2030年の金融・気候分野に関する国家戦略の更新、金融安定性に関連する各種施策の実施に対するADBの支援に謝意を表した。
また、セレイ総裁は自身の公式フェイスブックで、「既存および将来の協力関係について協議した。特に、2025~2030年の金融包摂戦略の改定、金融・デジタルリテラシーの向上、そしてカンボジアで拡大するクリーンエネルギー分野への手頃な資金調達を促進する仕組みについて議論した」と投稿した。