ブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相は木曜日、カンボジアのディス・ティナ農林水産大臣と会談した。
ティナ大臣は、カンボジアの農業セクターが年間600万トン近い余剰を持つという計り知れない可能性を強調した。また、カシューナッツ、キャッサバ、ゴムなどの作物の可能性を強調した。
作物加工は、中国との貿易協定が締結されていることから、投資機会として有望な分野のひとつである。「さらに、英国には外国投資にとって魅力的な法律があり、これは川下加工への投資家にとって大きな利点でありチャンスでもあります」とティナ氏は語った。
一方、ヴィエイラ氏は、2024年のカンボジアとの国交樹立30周年を記念して、カンボジアに大使館を設置する計画を発表した。これにより、投資と貿易の活性化が期待される。また、ブラジルの農業大臣がティナを訪問する予定であることも明らかにした。
二人は、特に世界の食糧不足を考慮した食糧安全保障と環境の持続可能性において、相互の発展を支援することを約束した。
カンボジア米連合会のルン・イェン事務局長はクメール・タイムズの取材に対し、「カンボジアは米の輸出や加工においてブラジルと協力していません。カシューナッツ、ゴム、キャッサバへの投資が順調に進めば、いずれは他の作物にもブラジルと協力することになるでしょう」。
カンボジア・カシューナッツ協会のウオン・シロット会長はクメール・タイムズに対し、潜在的な可能性という点で、ブラジルは作物の生産と加工において主要な競合国のひとつにランクされていると語った。
2021年、ブラジルは13万5000トンの生カシューナッツを生産した。しかし、昨年は気候変動により生産量が12万トンに減少した。