カンボジア、2025年初8か月で国際観光客数が5.6%減少

カンボジア観光省が金曜日に発表した報告書によると、2025年の最初の8か月間(1〜8月)における国際観光客数は405万人で、前年同期の429万人から5.6%減少しました。

報告書によると、今年1月から8月の期間でタイがカンボジアへの外国人観光客の出身国として最も多く、次いでベトナム、中国の順となっています。

具体的には、タイからの訪問者は962,462人(前年同期比28.2%減)、ベトナムからは808,471人(同6.9%減)、一方で中国からは784,965人が訪れ、45.7%増加したとしています。

プノンペン王立大学国際研究・公共政策学部の講師であるトン・メンダビット氏は、国際観光客数の減少は「地域経済の減速」と「近隣諸国との観光競争の激化」による影響を反映していると分析しました。

「また、航空路線の接続性や観光地の多様化の課題が依然として残っていることも示しています」と同氏は新華社通信に語りました。

さらに、「新しく建設されたテチョー国際空港は、カンボジアの主要な玄関口として機能し、より多くのフライト容量、最新設備、そして国際的な接続性の向上をもたらすでしょう」と述べました。

同氏によると、この空港がより多くの長距離および地域直行便を受け入れることで、カンボジアへの旅行がより便利で魅力的になるとしています。

観光業は、縫製・履物・旅行用品の輸出、農業、建設・不動産と並ぶ、カンボジア経済を支える4つの主要柱の一つです。