シアヌークビル経済特別区(SSEZ)の17年間の発展は、過去70年間のカンボジアと中国の関係の活力と深化の証であると、駐カンボジア中国大使のワン・ウェンビン氏は述べた。
ワン・ウェンビン大使は、シアヌークビル経済特区が木曜日にプレアシアヌーク州で開催された、操業企業数200社という新たなマイルストーンに到達したことを祝う式典で、このようにコメントした。このイベントはカンボジアのフン・マネ首相が主宰した。
中国大使は、現在までに中国、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアなどの国や地域から202の企業が同ゾーンに誘致されたと主張した。
SSEZの企業数はプレアシアヌーク州の企業総数の約70%を占め、32,000人の雇用を創出し、輸出入総額はカンボジアの国際貿易総額の7%以上を占め、シアヌークビルの経済発展の原動力となっている。
ワン・ウェンビン大使は、中国はカンボジアと協力することを約束し、習主席の最近の訪問の成果を行動に移すことに重点を置いており、特に 「一帯一路」イニシアティブとカンボジアの 「五角形戦略 」を一致させることに重点を置いていると述べた。
習主席は、「この共同努力は、SSEZのグローバル化、グリーン・グローバル化、デジタル化、国際化を高いレベルで推進するものである」と強調した。
中国はカンボジア側の2030年と2050年のビジョンを達成するために援助を提供し続け、中国とカンボジアの新時代において、あらゆる季節において未来を共有する共同体の構築に勢いを与え続けると、中国の外交官は付け加えた。
彼は、SSEZが習近平国家主席によって 「中国とカンボジアの実践的な協力のモデル 」として称賛されたことを指摘した。
この経済特区は、カンボジアのフン・セン前首相と中国指導部によって2008年に開始された。
公式データによると、SSEZ内で操業する企業の貿易総額は2024年に過去最高の40億7000万ドルに達し、前年比21.3%増を記録した。
SSEZの面積は11平方キロメートルで、中国とカンボジアの投資家による合弁事業であり、中国の「一帯一路構想(BRI)」の旗艦プロジェクトとなっている。
式典で首相は、カンボジアと中国の強い結びつきを強調し、中国が様々な分野、特に経済と政治の領域で一貫してカンボジアを支援していることを指摘した。また、カンボジアが「一つの中国」政策を支持していることを改めて強調した。