フン・マネ首相、アジア未来会議のため来日

フン・マネ首相とピック・チャンモニー首相夫人は、石破茂首相の招待を受け、今月末から日本を公式訪問する。
情報省が発表した声明によると、この訪問は5月28日から31日まで予定されており、日本経済新聞社が東京で主催する第30回「アジアの未来」国際会議への参加も予定されている。

アジア太平洋地域の政治、経済、学術のトップが一堂に会し、地政学的不確実性の高まりに直面する世界における同地域の将来と役割について意見交換を行う。

2025年版「アジアの未来」会議は、世界人口の半数を超える40億人以上が、米国やアジア諸国を含む主要な選挙での投票を控えた、極めて重要な時期に開催される。ウクライナや中東で紛争が続く中、このフォーラムは、アジアが世界情勢に対するビジョンと影響力を主張するための重要な場となる。

会議に加え、フン・マネ首相とチャンモニー博士は、日本在住のカンボジア人コミュニティーのメンバーと会う予定である。福岡と長野に住むカンボジア人は、労働者や学生を含め、自国のリーダーを迎えることに興奮と誇りを示しており、多くの人が今回の訪問をカンボジアと日本の強い絆の象徴と捉えている。

1990年代初頭以来、日本はカンボジアの和平プロセス、紛争後の復興、社会経済発展において重要な役割を果たしてきた。この永続的な関係は、フン・セン前首相の政権から現在のフン・マネ首相に至るまで、歴代政権を通じて育まれてきた。カンボジア政府は、特にインフラ、教育、平和構築などの分野における日本の貢献を認識し、深く評価し続けている。さらに、フン・マネ首相は、多方面にわたるカンボジアと日本の協力関係、特に安全保障面での協力関係の深化に強い満足感を表明している。