カンボジア、為替レート安定のため米ドル売却を継続

カンボジア国立銀行(NBC)は9月19日、為替レートの安定を確保し、カンボジア・リエルの購買力を維持し、COVID-19パンデミック後の経済回復プロセスを支援するため、9月20日と22日の2回、米ドルの入札(各1,000万米ドル相当)を継続すると発表した。銀行、マイクロファイナンス機関、外国為替部門に送付された通知の中で、NBCは毎週水曜日と金曜日に2回の米ドル入札を実施し、このスケジュールを4週間維持する予定であると述べた。 9月上旬、NBCは9月6日(1,000万米ドル)、9月8日(1,500万米ドル)、9月13日(1,000万米ドル)、9月15日(1,500万米ドル)のオークションを通じて5,000万米ドルを市場に投入することを決定した。 9月18日に発表されたNBCの発表によると、上記4回の米ドル入札を経て、カンボジア・リエルの対米ドル相場は過去2週間の市況に沿った水準まで下落したという。NBCによると、カンボジア・リエル安の主な要因は、季節的要因と国際市場における米ドルの上昇圧力である。季節的要因とは、農業生産シーズンにおけるリエル需要の減少や、国内の観光活動のローシーズンである。

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