フィリピン企業がカンボジアからの米輸入を目指す

フィリピンの大手企業であるアービン・インターナショナル・マーケティング株式会社は、フィリピン市場に供給するためにカンボジアからの精米輸出を目指している。

2月11日にフィリピンのマニラで行われた、カンボジアのチャム・ニムル商務大臣との朝食会で、アズセナ・L・ヤオ社長がその意向を明らかにした。

アズセナ・L・ヤオ社長は、カンボジアの精米は高品質であり、世界一の米に6回ランクインしていることに触れ、同社がカンボジアからの米の輸入に関心を持っていることを明らかにした。

ニムル大臣は、同社の関心に満足の意を示すとともに、農産物、特に籾米と精米の輸出を促進するための協力を強化するよう関係者に呼びかけた。

同大臣はまた、農業・農産業セクターを支援するカンボジア王立政府の政策や施策について説明し、企業に対し、カンボジア産の米、特にプレミアム米やその他の品種の輸入を奨励するとともに、カシューナッツやキャッサバなど、農業生産チェーンのニーズを満たすことができるいくつかの追加的な農産品への投資を促した。

アービン・インターナショナル・マーケティング株式会社は、著名な塩の供給会社であり、フィリピンの企業トップ500にランクインし、ISO認証を取得している化学・農産物業界の新興企業である。

カンボジア米穀連合会の報告によると、カンボジアは2024年に合計651,522トンの精米を輸出し、4億9,119万ドルの収益を上げた。

このうち、フィリピンを含むASEAN加盟国に出荷されたのは約127,076トンで、9,270万ドルの収入となった。