カンボジアは約23億ドルの輸出と約27億ドルの輸入を行い、2025年第1月の貿易総額は50億5,000万ドルに達したと、昨日関税物品総局(GDCE)が報告した。
GDCEが発表した貿易収支統計によると、王国の輸出は17.3%増、輸入は316%増と急増し、全体の貿易収支は2024年の同時期と比較して24.6%増加した。
同期間の貿易相手国トップ5は、中国、米国、ベトナム、タイ、日本であった。
中国は依然として王国の最大の貿易相手国であり、その総額は15億ドルに達した。その内訳は、輸入が14億ドル、輸出が1億300万ドルである。
しかし、カンボジアの対中輸出は15.3%減少し、輸入は40.5%急増した。輸出の減少にもかかわらず、輸入の急増は昨年1月と比較して34.7%の貿易全体の増加に貢献した。
世界最大の消費国である米国は、カンボジアにとって2番目に大きな貿易相手国であり、その貿易総額は8億9,200万ドルであった。
王国の対米輸出は大きな利益をもたらし、8億6800万ドルに達し、貿易総額の97.4%を占めた。一方、アメリカからの輸入額はわずか2,300万ドルであり、カンボジアの大幅な貿易黒字が浮き彫りになった。
農産物の主要輸入国であるベトナムは第3位にランクされた。しかし、1月の両国間の貿易量は全体的に1%の微減となった。
ベトナムとの貿易総額は6億7,000万ドルで、輸出額は2億7,800万ドル、輸入額は3億9,200万ドルに達した。
前年同期比では輸出が25.3%減、輸入が28.7%減と大幅な減少となった。
タイは1月の貿易総額が3億7,000万ドルで、前年同期の3億4,100万ドルから8.3%増加し、4位となった。
タイへの輸出は7,200万ドルで、30.8%減少した。一方、タイからの輸入は25.6%増の2億9700万ドルに急増した。
カンボジアの輸出が減少したにもかかわらず、輸入の増加は両国間の貿易全体の成長に貢献した。
カンボジアの主要な開発パートナーである日本は、貿易全体で41.1%の大幅な急増を見せ、1月の総額は2億2,400万ドルに達し、同期間の1億5,900万ドルから増加した。
カンボジアの対日輸出は1億5,100万ドルに達し、昨年の1億1,600万ドルから29.4%増加した。
一方、日本からの輸入は7,300万ドルに急増し、2024年同期の4,200万ドルに比べ73%の急増となった。この大幅な伸びは、両国間の貿易関係の強化を反映している。
カンボジア・ロジスティクス・サプライチェーン・ビジネス協会(LOSCBA)のチェ・チャンダラ会長は、クメール・タイムズの取材に応じ、カンボジアの貿易見通しについて楽観的な見方を示した。
「我々は、2024年と今年の最初の月に産業部門における外国直接投資(FDI)の大幅な増加を観測しており、これは国民経済に大きく貢献するだろう」と述べた。
チャンダラ会長はまた、トランプ政権下の新しい貿易政策の影響、特に米国が世界最大の輸入国であり、カンボジアにとって重要な貿易相手国であることを強調した。