株式会社日本工営ビジネスパートナーズは、カシューナッツや殻を酢や油に加工したり、家畜飼料を生産したりする輸出用カシューナッツ加工への投資に関心を持っている。
1月30日に行われたカンボジア開発評議会カンボジア投資委員会事務局長のチア・ブティ氏との会談で、日本工営株式会社の田村勉副社長がこの関心を表明した。
チア・ブティ氏は、カンボジアのカシューナッツ分野の可能性、カシューナッツ栽培に適した地方、カシューナッツから得られる利益を最大化する戦略についてゲストに伝えた。
彼は、カンボジア王室政府がカシューナッツ部門、特にカシューナッツ加工に特別な注意を払っていることを強調した。
今年、カンボジアは80万トン以上のカシューナッツを輸出し、約11億5,000万ドルを稼ぎ出した。
カンボジア・カシューナッツ協会のウオンシロス会長によると、カンボジアは2024年に約85万トンのカシューナッツを生産し、2023年から26%増加するという。現在、カンボジアには50社のカシューナッツ加工企業があり、そのうち6社は中規模工場である。
カンボジアのカシューナッツの主な市場はベトナム、日本、中国である。
農林水産省の報告書によると、2024年のカシューナッツの植林面積はカンボジア全土で約580,117㌶に及ぶ。栽培面積が最も大きいのはコンポントム州で約147,700㌶、次いでクラティ州の102,500㌶、ラッタナキリ州の97,200㌶となっている。